あなたは、話している最中に何度も噛んでしまったり
滑舌が気になったことがありませんか?
なんで声優さんはあんなに綺麗に喋れるんだろう?
アナウンサーはどうして難しい原稿をあんなにスラスラ読めるんだろう?
と疑問に感じたこともあるかもしれません。
でもプロだから話せるというわけではなく、声優もアナウンサーも
滑舌のトレーニングを積んできたからあれだけ流暢に話せているのです。
逆に言うと、トレーニングをしていなければ実力は話していてすぐに相手に分かってしまいます。
声優やアナウンサーは『外郎売り』という、早口がふんだんに盛り込まれた長台詞を暗記し、
これで口周りの筋肉を鍛えています。この『外郎売り』がプロへの入り口といった感じですね。
ですが。
これは一般の人にはちょっと難しいので、子供の頃にやったような
『早口ことば』を練習してみてください。
小さい頃は早く言えなくて諦めた早口ことばもあったかもしれませんが
速さではなく口の形を意識すれば案外言えるものはたくさんあります。
プロを目指すわけではないのなら、まずしっかりと聞き取れるように話すことが大事。
スピーチやセミナーでは、早く話せることより
聞いている人がしっかり聞き取れるかどうかの方が必要ですからね。
早口ことば5選
よく耳にしていたものを5つ並べてみましたので、母音の「あ・い・う・え・お」を意識しながら一音一音はっきりと声に出して練習してみてください。
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・隣の客は、よく柿食う客だ
・バスガス爆発
・新春シャンソンショー
・この竹垣に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、竹立てかけたのだ
・東京特許許可局
※これは雑学ですが東京特許許可局という役所は実際にはありません。
「特許庁」という経済産業省の外局はあるのですが、『東京特許許可局』という言葉は
アナウンサー採用試験のために考案されたと言われている説があります。
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早口になると、相手が聞き取れない不親切な話し方になっているかもしれません。
はっきり・ゆっくり・丁寧に。
なかなか言えない早口ことばは、母音だけで発声して練習してみてください
例)
『バスガス爆発』→『あうあうあうあう』
『新春シャンソンショー』→『いんうんあんおんおー』
母音がおんなじものばっかりだ!とか
自分がどの口の形が苦手なのか、うまく言えない母音の組み合わせもわかってくるようになりますよ。
滑舌がよくなるだけでも、話すのが上手ですねって言われたりしてモチベーションがあがります^^
こどもの頃を思い出して、楽しくやってみてください。